コントを語ろう。

コントを語ろう。

○○なものを、□□な人と語ったり、語らなかったりします。

グータンと語ろう。②

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①はこちら 

 

 

"グータン節(ぶし)"ってなんだろう。

 

 

大内:

俺と島野で話してたんだけどさ、グータンは、”グータン節(ぶし)”ってのが強いじゃん。

 

島野:

グータンは、ぶしてる。

 

原田:

それは、お笑いの感じが?

 

大内:

どのネタにも、常に流れてる"グータン節"なるものがあるよね。

 

原田:

そうなんだ。

 

森山:

僕らとしては、毎回違うネタをやってるイメージなんだけどね。

 

原田:

そうそう。毎回新しいことをやろうって感じでやってる。

 

森山:

大学のときだけでも、漫才もやったし、ギターネタもやったし、コントも、なんならパントマイムだけのネタとかも。

 

原田:

新しいことをやっていこうって考えたなかのひとつに、ギターがあってみたいな。

 

大内:

当時、ギターネタは強いイメージがあったよね。大会とかでネタを競うわけじゃん。それで、歌ネタのグータンがすごいぞっていう。グータンがギター持ち出したらもう勝てねぇよっていう。

 

原田:

そんなではないけどね(笑)。

 

大内:

その印象は強い。

 

原田:

でもたしかに、卒業したあとに言われたことがあって。森山が楽屋入るときに、ギター持ってるかどうかをまずみんな見てたらしい。

 

森山:

たしかに毎回聞かれてたんだよ、「今日ギター持ってる?」って。で、僕はてっきり楽屋で一緒に歌って遊びたいからみんな聞いてくるんだと思ってて(笑)。申し訳ない気持ちで「ごめん、今日は持ってないんだ」って言って。

 

三人:

(笑)

 

大内:

そんなね、森の動物たちみたいな純真な質問じゃなかったよ。

 

森山:

ごめんよ~、今日違うやつやるんだよ~って。

 

島野:

遊べなくてごめんねっていうね。

 

森山:

みんなその感じじゃなかったらしいんだけど、岡田桜井の桜井だけは「なんでだよー」って本気で悔しがってたっていう。桜井は、歌いたいの(笑)。

 

大内:

その風景は何度か見たことあるな。森山がギター弾いて、桜井が気持ち良く歌うっていう。なんなら岡田も途中から個人的にギターを練習し始めた記憶あるな。

 

原田:

(笑)。俺らのなかでは、そんなにギターギターっていう意識はないんだよね。大会の予選とかは、特にインパクトが必要だぞってなって、ギターとハーモニカみたいな。

 

島野:

差別化でね。

 

森山:

でも決勝では違うネタやって、みんな戸惑うっていう。

 

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島野:

そういえば、グータンはなんでグータンって名前なの?もう何回も聞かれてるか。

 

原田:

あーこれはね、なんか一回だけやってみる?って感じだったから。たまたまグータンヌーボの話をしてて。

 

島野:

あ、そっからなの。

 

原田:

じゃあグータンでみたいな。最初は割と雑な感じで決めちゃったんだよね。

 

大内:

でもずっと使ってるもんね。

 

原田:

そうそう。

 

森山:

今考えればさ、youtubeとかでもグータンで検索したら、グータンヌーボしか出てこないから、良くないよね(笑)。

 

島野:

ちょっと後悔してんだ(笑)。

 

森山:

でも変えるのも、どうした?ってなるじゃん。

 

島野:

変えるとしたら?

 

森山:

漢字三つで挟むやつ。①参照

 

原田:

絶対それにしなくてよかったわー。俺ら漢字三つの顔じゃないもん。

 

大内:

もっとやわらかいな。

 

森山:

なんなら、ひらがなだよね。グータンってカタカナだけど、それでもカクカクしてんなぁと自分で思うかも。

 

大内:

“タン”がね、バランスを助けてるかもしれない。

 

原田:

もし、変えるとしたら、かわいいやつ。‥‥「おまわり」とか。

 

森山:

おまわり(笑)。おまわりは、なりたくないな(笑)。

 

島野:

よしもとにはいそうだよ?おまわり(笑)。

 

大内:

よしもとへは、NOROSHIきっかけだもんね?あの特典で。

 

森山:

入っちったね。

 

原田:

入っちったのよ。

 

大内:

”入っちった”なんだ(笑)。

 

島野:

あれで入ったのは、ペコリーノと、グータンと、銀行員38号か。

 

大内:

でも当時さ、NOROSHIの副賞使って、よしもとに入るかどうかみたいなのはどの組でもおそらくあった会話じゃん。どういう経緯で踏み切ったの?

 

原田:

それがねー、俺らの悪いクセなんだよ‥‥。

 

森山・原田:

考えてないんだよ。

 

大内・島野:

(笑)

 

原田:

よく考えないで、こういうのあるよってなったらやっちゃうんだよね。で、受かるじゃん。受かったら、受かるということがもううれしいから

 

森山:

二人とも、やったー!ってなって

 

原田:

入っちゃうの(笑)。

 

森山:

そういうのもっとみんな考えてるよね?すごいよね。

 

原田:

俺ら、そこらへんうまくできないからさ。あとは他の事務所のマネージャーさんとかから話もあったりして。

 

森山:

だから、そこにも入りかけたよね。

 

原田:

あとちょっとでね。でも最終的にはよしもとに入って。それは、周りの人の影響は大きかったかもな。

 

森山:

そういうのをいろいろ経て、今はホリプロコムを目指すっていうのを原田くんと二人で決めて、それに向かってやってる。

 

島野:

そういうことなのね。

 

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大内:

よしもとでは、どうだったの?

 

原田:

よしもとでは、それこそいろんなことやったよね?しゃべくり漫才みたいなこともやったけど、一回もちゃんとウケなかったなぁ。そのなかでも俺らで伝説になってるネタがあって。

 

森山:

もーう、一番つまらないね。

 

原田:

勧められたというか、書いてもらった台本なんだけど、ホームページを作ろうってネタで。

 

島野:

設定としてはおもしろそうじゃん(笑)。でもたしかに似合わないかもなぁ。

 

原田:

これがいいからって言われると、すぐやっちゃうから。たぶん、俺ら宗教とかに誘われたらすぐ行っちゃうよね。

 

大内:

(笑)。コンビの二人ともがそうって、珍しいけどね。

 

原田:

森山って、意外としっかりしてそうじゃん?

 

大内:

そのイメージある。

 

森山:

僕は疑えても、否定はできない感じかな。で、ついてっちゃうね。

 

島野:

俺はこのコンビ、るてちゃんがしっかりしてるんだと思ってた。

 

大内:

それは違うということは知ってた。

 

原田:

そうだね(笑)

 

島野:

あ、そうなの?!なんとなく森山より、るてちゃんのほうがしっかりしてるんだと。

 

原田:

ぜんっぜんだね(笑)。

 

島野:

そうなんだ(笑)。よしもとでは、主戦場は無限大になるの?

 

森山:

無限大がメイン。あとは、大宮の劇場で単独やらせてもらったり。一回、単独やってみませんか?で初めて大宮使わせてもらって、そこでお客さんの反応が良くて、たまに呼んでくれるようになって。

 

島野:

じゃあでも基本は無限大なんだ。

 

原田:

そう。みんなと一緒にずっとやってたけど、一個もウケたことない。ひと笑いも起きない。

 

島野:

そうなの?

 

森山:

‥‥2分に笑いを散りばめられない。

 

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原田:

そうね!(笑)

 

島野:

基本2分?

 

原田:

基本2分。たまに1分。

 

島野:

1、2分の世界でお笑いを作っていかなきゃいけないってのは、あんまり考えたことないな。

 

森山:

よしもとだったら、そこをクリアしないと売れない。

 

原田:

そうね。それがないと。

 

島野:

ネタ自体はこれまでの感じで?

 

森山:

そうやってたんだけど、やっぱりそれだと作れないから、他の人にいろいろ聞いたりとかして。

 

原田:

一回なんかさ、森山が体操のお兄さんみたいな格好して、俺が子どもの格好してさ、わー!って回転しながら出てきて、「グータンの時間だよ!グータンの時間だよ!」って言うやつとかあったね。

 

森山:

あー、かゆいね!(笑)でもそれも、それがいいってアドバイスもらって。僕もすぐ人の言うこと聞いちゃうから、なるほど2分ネタってこういうことなんだなと。

 

大内:

どういうことなの?(笑)

 

森山:

終盤はうすうす気づいてて、2分でもできるギターネタをやったりしてて。それならまだ反応はよかったね。

 

原田:

でも、それでも勝ち上がれない感じはある。

 

島野・大内:

へー。

 

森山:

グータンの時間だよは、それでハンバーグの作り方を歌うんだよね。

 

大内:

あ、歌ではあるのね。

 

原田:

でもギターはなし。

 

島野:

せっかくできるならね。

 

原田:

だったら使えよっていう話だよね。

 

 

つづきます。

 

 

(適当な記憶と、その場のノリで喋っているところもあるので、意味不明だったりそこらへんご理解ください!よろしくお願いします!)text by しまの/ photo by トールキン